犬の遺言状
人間が死ぬときには遺言状を書いて愛するものに家やもち物を残します。
もし僕が、自分で遺言状を書くことができるのなら、こんな風に書くだろう・・・・・
かわいそうで孤独な野良犬に、僕の温かい家と、お皿、寝ごこちのいいベッド、
柔らかい枕、全てのおもちゃ、僕の大好きだったお膝、僕の毛皮を撫でてくれた手、
僕の名前を呼んでくれた優しい声を贈ります。
シェルターで悲しく怯えている犬に、
僕の飼い主が与えてくれた、平穏な心で暮らせる居場所があるということを。
だから、僕が死んだら、
「もう、二度とペットは飼わない。これほどの悲しみや痛みは耐えられない。」
なんて言わないで下さい。
その代わり、誰にも愛されていない、喜びや希望を知らない犬に
僕の居場所を与えて下さい。
僕が贈れるのはそれだけなのです。
僕が残せるのは愛だけ
作者不明
お読みいただいた方々へ・・・・・
あなたの温かい手で、あなたを求めているワンちゃんやネコちゃんを
抱きしめてあげてください。
そして、ともに幸せになっていただきたいと・・・・・思います。